ブックメーカーの賭け ラウンドロビンとは

ボール

ラウンドロビンとは、もともとはブックメーカーの用語ではなく、順番に、とか、交代交代に、などという意味を持っていました。

ここから、スポーツで3チーム以上のリーグ戦での「総当たり」を意味する用語としても使われるようになりました。プロ野球はラウンドロビンですが、高校野球はそうではなく、トーナメントと呼ばれる方式です。

ラウンドロビンはここからさらに派生してブックメーカーでも用いられるようになったのですが、要は複数賭けという意味と理解すればよいでしょう。2チームのときに複数賭けするのは無意味のように思うかもしれませんが、本命予想が外れたときの保険としては行われることがあります。

そして、3チーム以上あるときは、合計チーム数マイナス1までは、単に保険を掛けるという意味にとどまらず、儲けを得ようとする賭けの対象としても十分あり得る選択肢です。

ABCの3チームのうち、Cはまず勝てないだろうが、AとBのどちらが勝つかはちょっと分からない、というような場合に、AとBの2チームにほぼ同額賭けるようなことがこれに当たります。 ただしブックメーカーによってはこのような複数賭けを認めていないところもありますから、注意しましょう。